
生椿集落の歴史などについて、団子を食べながら語り合う参加者ら=佐渡市生椿地区
国産の野生のトキが絶滅前に生息し、「トキの聖地」として知られた佐渡市の生椿(はえつばき)集落について学ぶイベントが開かれた。集落の元住民、高野毅さん(81)が語り手となり、市内の子どもたちや佐渡への移住者など約20人の参加者が現地を散策しながら交流を楽しんだ。
イベントは、子どもの学びや交流の場を積極的に提供する大人たちを紹介しようと、新潟大学佐渡自然共生科学センター里山共生研究部門が昨年から始めた。本年度は3、4回開催する予定だ。
生椿には現在住民がいないが、「生椿の自然を守る会」会長の高野さんが集落跡を案内し、学生たちの体験学習などの受け入れにも力を入れている。
イベントは17日に開かれ...
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