1945年の太平洋戦争の終戦から78年目の夏が巡(めぐ)ってきました。終戦の直前、アメリカ軍が広島市と長崎市(ながさきし)に原子力爆弾(ばくだん)(原爆(げんばく))を投下したことは有名です。本物の原爆(げんばく)を落とす前の訓練として、原爆(げんばく)に似(に)せた爆弾(ばくだん)(模擬(もぎ)原爆(げんばく))が新潟県(にいがたけん)に落とされていたことを知っていますか。長岡市(ながおかし)、柏崎市(かしわざきし)、阿賀町(あがまち)に落とされ、合わせて6人の命が奪(うば)われました。模擬(もぎ)原爆(げんばく)とはどのようなものだったのでしょうか。(報道部・樋口(ひぐち)耕勇(こうゆう...
残り2139文字(全文:2439文字)