
燕甚句踊り流し大会が行われた2019年の飛燕夏まつり(燕商工会議所提供)
燕市の夏を彩る「飛燕(ひえん)夏まつり」の日程に、以前組み込まれていた「燕甚句踊り流し」が6年ぶりに今年復活する。甚句は市内で古くからあった盆踊り唄を源流とする。21日の祭り本番に向け、関係者は「甚句を存続させるため、幅広く参加を募りたい」と事前練習会を企画している。
地域の歴史を掘り起こした冊子「燕郷土史考」によると、現在の燕甚句は戦後、地元の民謡研究グループが土着の盆踊りをベースに節回しや歌詞を整え完成させた。甚句は産業の町として栄えた様子や郷土の風景をうたっている。
祭りの関係者によると、飛燕夏まつりでは燕甚句踊り流し大会が恒例となっていたが、新型ウイルス禍で祭りが2020年から2年中...
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