
大野亀で見頃を迎えたトビシマカンゾウ=6日、佐渡市願
島に初夏の訪れを告げるトビシマカンゾウが、佐渡北部の景勝地、大野亀(佐渡市願)で見頃だ。爽やかな晴天の下、6日は県内外から多くの観光客が訪れ、鮮やかな黄色の花を写真に撮ったり、香りを楽しんだりしていた。
トビシマカンゾウはユリ科の多年草で、佐渡の他に山形県酒田市の飛島など限られた地域でしか咲かない希少種だ。地元住民らが美しい景観を守るため保護活動を続けている大野亀には約50万株が群生している。
観光客らは、花に囲まれた遊歩道を歩きながら景色に見入っていた。近隣の観光施設「大野亀ロッジ」によると、来週中には満開を迎える見込み。
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