新潟市消防局が大規模地震に備えて行った対応訓練=新潟市中央区鐘木
新潟市消防局が大規模地震に備えて行った対応訓練=新潟市中央区鐘木

 新潟市消防局(新潟市中央区)は10日、大規模地震災害に備えた対策本部などでの対応訓練を行った。市消防局と市内の全8消防署から計約400人が参加し、被害状況の情報処理や、応援部隊との連携を確認した。

 1964年6月16日に発生した新潟地震に合わせ、毎年訓練を行っている。下越地方を震源に、秋葉区と南区で最大震度6強の地震が発生したと想定。今回は昨年1月の能登半島地震や、今年2月の岩手県大船渡市における山林火災への援助隊派遣などでの教訓を踏まえた。情報を素早く正確に処理する手順や、県外から来る支援隊の受け入れ対応の確認に重点を置いた。

 新潟市消防局内に立ち上げた対策本部では、大規模火災や共同住宅の...

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