山古志の人々を撮り続けてきた片桐恒平さん(右)の写真展=長岡市山古志竹沢
山古志の人々を撮り続けてきた片桐恒平さん(右)の写真展=長岡市山古志竹沢

 長岡市山古志地域の人々を撮り続けてきたアマチュア写真家、片桐恒平さん(88)の作品展が、長岡市山古志竹沢のやまこし復興交流館おらたるで開かれている。昭和後期から平成初期にかけて撮影したモノクロ写真を並べ、山古志の伝統や文化を伝えている。

 いろりを囲む人や婚礼の様子など、かつての山古志の日常風景を写した約100点を展示。2004年の中越地震で被災する前の地域の様子を知ることができる。

 片桐さんや地域住民の写真解説があった14日は、大勢の人が訪れ、説明に聞き入った。地域住民は写真を見て「この人はまだ元気だ」「ここは今と違う」などと語り合い、懐かしんだ。

 片桐さんは「中越地震の前と後で景色は大きく...

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