山古志の復興を記録した写真展を開いている片桐恒平さん=長岡市山古志竹沢
山古志の復興を記録した写真展を開いている片桐恒平さん=長岡市山古志竹沢

 2004年の新潟県中越地震で被災した長岡市山古志地域の様子や復興に向かう人々を記録した写真展が、やまこし復興交流館おらたるで開かれている。撮影した長岡市のアマチュア写真家、片桐恒平(つねへい)さん(87)は「後世に残さなければと撮り続けてきた。協力してくれた山古志の人に感謝している」と話している。

 中越地震から20年を振り返るおらたるの企画の一環として開催。崩れた山や家、牛がヘリコプターで避難する場面など被災時の様子や、錦鯉の池上げといった震災後の暮らしを写した約60点を展示している。

 片桐さんは山古志の風景に魅了され、約50年にわたり撮影に訪れている。中越地震では、山古志の池谷集落にあった...

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