北越急行(南魚沼市)は20日、2025年3月期の決算を発表した。運輸収入は運賃改定で、前期比4・2%増の3億2173万円となったものの、物価高騰などで営業費用がかさみ、最終損益は8億2045万円の赤字(前期は2億2945万円の赤字)となった。赤字幅は15年の北陸新幹線開業後最大。

 輸送人員は2・7%減の89万2千人。通勤、定期外利用は微増したが、通学定期での利用が7・5%減の39万8千人だった。オリジナルグッズ販売などの運輸雑収入は、7・4%増の1億7929万円。営業収益は5・3%増の5億103万円だった。

 営業費用では、人件費や修繕費、除雪費といった運送経費が増加し、4・5%増の13億53...

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