作業服販売の銀座のファン付き作業着売り場。価格よりも機能重視の傾向が強いという=新潟市東区
作業服販売の銀座のファン付き作業着売り場。価格よりも機能重視の傾向が強いという=新潟市東区

 近年夏場の猛暑が常態化する中、屋外作業が多い職種をはじめ職場の暑さ対策が必須となっている。国は今月1日から企業に熱中症対策を義務付けた。本格的な猛暑を前に県内企業も予防や対策に力を入れている。対策の定番となったファン付き作業着の販売が右肩上がりに伸びているほか、IT技術を生かした新たなサービスも始まっている。(報道部・土田潤)

 炎天下の作業が多い建設土木現場。福田道路(新潟市中央区)の佐藤栄一取締役管理本部長は「何よりもまずは安全。施工量を減らしてでも、熱中症対策を進める時代になっている」と業界としての意識変化を強調した。

 国が今月義務化した対策は、一定の条件に該当する職場を対象に、熱中症の...

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