新潟県は2日、燕市杣木(そまぎ)の金属製品製造業者の敷地内で行った地下水調査で、有害物質のクロロエチレンが1リットル当たりの環境基準値(0・002ミリグラム以下)を超える0・41ミリグラム検出されたと発表した。同じく有害物質の「1、2-ジクロロエチレン」(環境基準値1リットル当たり0・04ミリグラム以下)も1・7ミリグラム検出された。

 この場所では過去にも同様の有害物質が検出され、年1回調査を行っている。今回の数値はいずれも過去最も高い値だった。

 県によると、周辺に飲用井戸や水道水源などはなく、健康被害の報告はない。

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