
日本政策投資銀行は、2025年のアジア太平洋開発金融機関協会(ADFIAP)アワーズの地域経済開発部門で、最優秀賞を受賞した。分散型ホテル運営を軸に佐渡市相川地区でまちづくりに取り組む「相川車座」(同市)への出資が評価された。
ADFIAPは約40カ国・地域の約100の機関が加盟する。アワーズは加盟機関の優れた取り組みをたたえ、金融手法などの共有を図ることが目的。今回は4月下旬に開かれた。政投銀はこれまで、インフラ開発や環境開発などの各部門で受賞を重ねている。
相川車座は相川地区に点在する古民家をホテルに改修。地区全体にフロントや宿泊棟、飲食の機能を分散させることで宿泊客の回遊性を高めるプロ...
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