
大型船「白山」を使って行われた緊急支援物資の輸送訓練=村上市の岩船港
国土交通省や県、村上市、粟島浦村などが、村上市の岩船港などで災害時における緊急支援物資の海上輸送を想定した訓練を行った。参加機関の約90人が港と船舶を活用して孤立集落や離島に物資を届ける手順や情報伝達の方法について確認した。
訓練は6月25日に実施。粟島付近を震源とする最大震度7の地震が発生し、道路が通行できなくなって孤立する集落が出たことを想定した。関係機関の担当者は、被災状況の把握から支援物資の手配、海上輸送の実施までの情報伝達の流れを確認した。
訓練には、国交省北陸地方整備局の大型しゅんせつ兼油回収船「白山」も参加した。白山が新潟港から輸送したとする物資を岩船港に降ろし、車両や小型船舶...
残り257文字(全文:557文字)