
「上越市は子育てがしやすい」と話す太田喜子さん=上越市本町4
上越市本町4の不動産業「家守(ヤモリ)」が地域の空き家を改装し、子育て世代向けの賃貸や民泊施設への活用を進めている。放置される空き家を減らすとともに、移住促進につなげたい考えだ。代表の太田喜子さん(33)も5年前に移住しており「子育て世代を地域に呼び込み、空き家の解消や雁木町家の保存など地域課題の解決に貢献したい」と力を込める。
太田さんは2020年に新型ウイルスの感染拡大を受け、埼玉県から夫の実家がある上越市に移住。移住後、空き家はあってもすぐに入居できる物件が少ないと感じた。東京や埼玉県の不動産会社で勤務し、妙高高原エリアでインバウンド(訪日客)を対象にした取引などの経験を重ね、...
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