地方小規模大学の在り方や、地域との連携の重要性について講演する新潟産業大の住吉廣行副学長=柏崎市軽井川
地方小規模大学の在り方や、地域との連携の重要性について講演する新潟産業大の住吉廣行副学長=柏崎市軽井川

 柏崎市軽井川の新潟産業大学で、住吉廣行副学長(76)による研究報告会が行われた。「少子化時代に地方小規模大学の生きる道」と題し、地方大学の活性化に長年取り組んできた経験から、地域との関係づくりの重要性などを訴えた。

 住吉副学長は松本大学(長野県)の学長などを歴任し、2023年4月に新潟産業大の副学長に就任した。日本私立大学協会が設置した「地方創生に向けた大学のあり方検討小委員会」の委員長として、地方大学の振興に関する国への提言をまとめた経験を持つ。

 研究報告会は6月25日にあり、市民ら約50人が参加した。住吉副学長は少子化が進む中、行政、民間企業、大学などを交えた「産官学民金」の連携による地...

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