弥彦神社の境内で獅子舞の練習に励む子どもたち=胎内市築地
弥彦神社の境内で獅子舞の練習に励む子どもたち=胎内市築地

 胎内市築地(ついじ)で200年以上続く市の無形民俗文化財「築地の獅子舞」が、15日に開幕する築地まつりの中で披露される。今年は小中学生による子ども獅子が始まって10年目。15、17の両日に登場する。大人の舞い手が減る中、担い手として期待がかかる子どもたちは、伝統を受け継ぐ思いを込めて披露しようと意気込んでいる。

 築地の獅子舞は江戸時代に長野県から伝わったとされ、五穀豊穣(ほうじょう)や集落の安全を願う。3人1組で獅子の父と母、子を表現。計4組が4種類の舞を交代で披露する。

 舞い手は青年会メンバーが務める。かつては10代後半から始める人がいたが、近年は若者の減少などで30〜40代が中心だ。8年間務めると...

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