サッカーの第105回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は16日、デンカビッグスワンなどで3回戦15試合が行われた。J1アルビレックス新潟は、1-2でアマチュアシードの東洋大に敗れた。公式戦5連敗となり、入江徹監督体制となって公式戦初勝利はまたもお預けとなった。東洋大は2回戦のJ1柏に続き、J1チームを破った。
新潟は決定機が少なく、守備ではミスが出て失点。大学生相手に苦杯をなめた。
前半は攻撃が停滞し好機が生まれなかった。追加タイムに、相手の左クロスをフリーの選手に押し込まれ、先制を許した。
後半4分、交代で入ったMF長谷川元希とのパス交換から、DF橋本健人が押し込み同点に追いついた。しかし12分、自陣深くでのミスからボールを奪われ、勝ち越しを許した。以降は最後まで、相手守備を崩せなかった。
他では、前回王者のJ1神戸は延長の末にJ2甲府に2-1で競り勝った。J3相模原(神奈川)はJ1川崎に、J2山形はJ1G大阪にPKで勝った。J1広島はJ2藤枝を5-2で退け、鹿島やFC東京、町田、名古屋、C大阪、東京VなどのJ1勢も勝ち上がった。J2秋田は日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森(青森)に2-1で競り勝った。
新潟の次戦はリーグ戦第24節で、20日午後7時から、デンカビッグスワンで広島と対戦する。
◆プロの厳しさ示せず…スタンドに響く「アイシテル東洋」
大学生を相手に、プロの厳しさは見せられなかった。
DF大竹優心が公式戦初先発するなど...
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