
20日投開票となる参院選の選挙戦も終盤だ。新潟選挙区でも各陣営が選挙カーを走らせ、候補者の名前を連呼している。だけど、全県1区の新潟県は都道府県別で5番目の広さだ。舌戦の喧噪(けんそう)が感じられず、選挙ムードが盛り上がらないというのはよく聞く話だ。一般有権者の政治への関心は本当に低いのだろうか。記者が県内各地の「あの場所」で辻立ちし、道行く人に聞いてみた。選挙やってるの、知ってますか?
参院選の投開票日が4日後に迫った7月16日、新潟市西区の新潟大学五十嵐キャンパスを訪れ、正門前に立ってみた。創立76年を迎える新潟大は、学生と大学院生合わせて1万人以上が通う。この春まで記者も通っていたキャンパスでもある。気温同様、舌戦のボルテージもぐんぐん上がる中、学生たちは参院選にどれほど関心を持っているだろうか。
「投票は絶対に行きたい」と話すのは...
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