
「匠の守護者NFT」のイメージ。燕三条の企業を擬人化したキャラクターを、日本アニメ・マンガ専門学校の生徒が描いた(燕三条匠の守護者プロジェクト提供)
デジタル技術を利用して保有を証明するNFT(非代替性トークン)英語のNon-fungible Tokenの略。データの改ざんができないよう、暗号などを使ったデータベース技術を利用。記録されたデータを変更するのは非常に困難とされる。所有権や真偽の記録や証明ができるため、デジタルコンテンツの記録や保存などに活用が広がっている。のトレーディングカード(トレカ)を、「デジタル市民証」とする事業が三条市で始まった。市外の人たちも含めてNFTを持つデジタル版の三条市民になり、インターネット上や実際に会って交流。まちづくりの担い手育成などにつなげる。デジタル市民が立候補、投票できる“デジタル市長選挙”の構想もある。事業を担う団体によると、NFTと関連付けてデジタル市長を決める取り組みは全国初となる試みだ。
デジタル市民証は、燕三条地域の企業を擬人化したトレカ「匠(たくみ)の守護者」事業を主催する団体「燕三条匠の守護者プロジェクト」が、これまで販売していた「匠の守...
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