鉱泉を活用したサウナ施設としてオープンした鷹羽鉱泉=上越市牧区宇津俣
鉱泉を活用したサウナ施設としてオープンした鷹羽鉱泉=上越市牧区宇津俣

 2014年に廃業した上越市牧区宇津俣の鷹羽(たかば)鉱泉が、予約制の貸し切りサウナ施設に衣替えしてオープンした。標高約600メートルにあり、サウナの後は大自然の中で鉱泉の水風呂を利用できるとあって、家族連れやサウナ愛好家らが早速訪れている。

 鷹羽鉱泉は単純硫黄冷鉱泉で、江戸時代から湯治場として親しまれていた。鉱泉近くで噴出する天然ガスで温めて露天風呂などに利用していたが、経営者が高齢となり14年に廃業した。

 廃業を惜しんだ頸城区出身で富山県の不動産業、宮本祐希さん(44)が事業を承継。土砂崩れで敷地内や鉱泉に続く道路が埋もれるなどのアクシデントもあったが、約10年かけてサウナ施設を建設し、6...

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