名立機雷爆発事件の現場で当時の様子を語る髙橋良弘さん=26日、上越市名立区名立小泊
名立機雷爆発事件の現場で当時の様子を語る髙橋良弘さん=26日、上越市名立区名立小泊

 1949年に上越市名立区の海岸で子どもら63人が亡くなった「名立機雷爆発事件」の現地学習会が26日、開かれた。上越地域の教職員らが体験者から話を聞き、平和への思いをあらたにした。

 事件は終戦4年後の49年3月30日に起きた。海岸に漂着した機雷が爆発し、様子を見に来ていた子どもら63人が犠牲となった。

 学習会は県教職員組合が主催し、事件を語り継ぐ活動をしている名立区の正光寺住職、髙橋良弘さん(81)が講師を務めた。

 髙橋さんが現場となった名立区名立小泊にある慰霊の地蔵尊や、近くに建立された「平和をまもる」碑などを案内した。

 当時4歳だった髙橋さんは「家の中で大きな音を聞いた。一瞬にして空も何も...

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