知事選の情勢が報告された連合新潟の執行委員会。候補者への対応は組合間で一部割れている=24日、新潟市中央区
知事選の情勢が報告された連合新潟の執行委員会。候補者への対応は組合間で一部割れている=24日、新潟市中央区

 29日投開票の新潟県知事選は、選挙戦の終盤に差しかかってきた。現職の花角英世氏(64)=自民支持=と、会社役員で新人の片桐奈保美氏(72)=共産、れいわ、社民推薦=は街頭などでの訴えを続けながら、支持基盤固めも進めている。団体の多くは現職支持を掲げるが、下部組織レベルでは対応が割れているところもある。主要団体の動きをまとめた。

◆労働組合・連合内部で対応割れる

 県内の労働組合は、知事選の対応が割れている。組合員約11万人を抱える県内最大の労働団体・連合新潟は花角英世氏の政治手腕を評価し、「支持」を組織決定している。

 牧野茂夫会長は告示日の12日、新潟市中央区のJR新潟駅前で行われた花角氏の第一声に駆けつけ「住んでよし、訪れて...

残り1320文字(全文:1620文字)