
三条市の道の駅漢学の里しただ(庭月)が、ササで包まない笹団子「ごんぼっぱ福餅」と酒かすを使ったチーズケーキ「とろける酒粕バスク」を新たに開発、販売している。供給がままならないササと、需要の減った酒かすという地域の課題と向き合った新商品で、道の駅の洋菓子職人、市川耕太さん(35)は「お菓子作りを通して、地域の魅力を伝え、盛り上げていきたい」と思いを込める。
◆ササの収量減で開発「ごんぼっぱ福餅」

ごんぼっぱ福餅は、地域の伝統食を守る方策の一つとして考案した。下田地域の笹団子は、ヨモギの代わりに「ごんぼっ葉」と呼ばれるオヤマボクチの葉を生地に練り込んで作る。青臭さの少ないすっきりとした味わいが特徴で、漢学の里しただでも一番人気の商品だ...
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