
1日館長のたすきを掛けた高橋なんぐさんとともに新潟水俣病を学ぶ子どもたち=2日、新潟市北区
公式確認から今年で60年となった新潟水俣病について、新潟お笑い集団NAMARAの高橋なんぐさん(44)とともに学ぶ催しが2日、新潟市北区の県立環境と人間のふれあい館で開かれた。市内外の小学5、6年生らが高橋さんの解説などを通じ、被害の実態への理解を深めた。
若い世代に関心を持ってもらおうと2020年に始まった企画で、毎年高橋さんが一日館長として講師を務めている。今年は保護者を含めて26人が参加した。
高橋さんは、原因企業の昭和電工(当時)が有機水銀を含む排水を阿賀野川に流し、汚染された川魚を食べた「普通の人たち」が被害に遭ったと説明。「金目当て」などと被害者への中傷や差別が起きた点にも触れ、...
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