
ヘリでの輸送を想定し、分解された油圧ショベルを組み立てる作業員=新潟市西区山田
災害時の油圧ショベルの空輸を想定した訓練が、新潟市西区の北陸地方整備局北陸技術事務所で行われた。万一の事態に備え、重さ約26トンの車体をヘリコプターで運べるように15の部品に分解し、再び組み立てる手順を確認した。
分解して運搬できるショベルは、2004年の中越地震を機に開発された。道が寸断され、復旧作業に使う小型ショベルを空輸した事態を受け、国が国内メーカーに設計を依頼。14年に北陸整備局管内で唯一、北陸技術事務所に配備された。
3年に一度の訓練は7月上旬に始まった。分解には作業員4人で3日間、組み立てには5人で4日間かかる。7月中旬の組み立て作業では、作業員が小型クレーン2台を使い、重さ約...
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