
平和への祈りを込めた金澤翔子さんの書を展示している作品展=長岡市上の原町
国内外で活躍する書家、金澤翔子さん(40)の作品展「言霊の墨 金澤翔子の世界展」が、長岡市上の原町の市栃尾美術館で開かれている。平和への祈りを込めた書など約60点が並んでいる。
栃尾美術館の開館30周年記念として企画した。金澤さんはダウン症で生まれ、5歳で書道を始め、10歳で「般若心経」を書き上げた。2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字も手がけた。
会場には、12年に長岡市に寄贈した「長岡大花火」の書や「不死鳥」「鎮魂」といった平和への思いを込めた作品が並ぶ。金澤さんと母泰子さんの絆が感じられる作品説明も添えており、訪れた人々は母娘の絆に思いをはせながら、作品に見入っていた。長岡市高...
残り141文字(全文:441文字)