
遭難碑周辺で草刈りに汗を流す信越郵政人連盟佐渡支部のメンバーら=佐渡市の妙見山
94年前に登山者3人が遭難し亡くなった妙見山にある「遭難碑」周辺で、住民有志9人が草刈りをした。強い日差しの下、事故を風化させまいと草が茂る広場を整備し、犠牲者の冥福を祈った。
1931年4月、東京高等師範学校(現・筑波大)付属中学校の一行が登山中に荒天に見舞われ遭難。生徒2人と案内人1人が亡くなった。妙見山中腹の現場付近には31年秋、犠牲者をしのぶ石碑が建てられた。
石碑は長らく管理されず雑草に埋もれていたが、島内の郵便局OBらでつくる信越郵政人連盟佐渡支部が2002年から毎年、整備をしている。今年は7月30日に行われ、機械を使って石碑周辺に生い茂った草刈りに汗を流した。作業後は、黙とうを...
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