
満州柏崎村の塔の前で献花し、平和を祈る巻口弘さん(右)=柏崎市緑町
戦中に国策で柏崎市から旧満州(現中国東北部)に開拓移民として渡り、現地で亡くなった人を慰霊する柏崎市緑町の「満州柏崎村の塔」に献花台が設置された。7歳の時に家族で満州に渡った巻口弘さん(90)=柏崎市向陽町=らが献花し、犠牲者に祈りをささげた。
満州柏崎村は市、柏崎商工会議所が中心となって、1942年に建設を決めた。商工業者とその家族ら45戸200人超が農業開拓団として送り出された。45年の終戦後、...
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