
特別展示を前に、報道陣に公開された上杉謙信の愛刀「山鳥毛」=12日、上越市立歴史博物館
上杉謙信の愛刀で「山鳥毛(さんちょうもう)」の愛称で知られる国宝「無銘一文字」の特別展示が13日、上越市立歴史博物館で始まる。観覧券は事前申込制で完売しており、市民枠と一般枠に申し込んだ3000組、計5547人が観覧する。12日に内覧会が開かれ、報道陣に公開された。
山鳥毛は鎌倉時代の傑作で刃長は約80センチ。刃文が華やかで美しく、山鳥の羽毛に似ていることが愛称の由来とされる。市は山鳥毛を取得しようとしたが、所有者と金額面で折り合わず、2017年に購入を断念した。
特別展示は23、24日に開かれる第100回謙信公祭を記念し、所有している岡山県瀬戸内市から借用して上越市が実施する。会期は24日まで。
謙信公祭の青柳伸一実行委員長は「展示することができ、瀬戸内市の関係者にお礼を申し上げたい。...
残り185文字(全文:534文字)