ジェイ・シーが9月にも販売を始める「濤」シリーズ
ジェイ・シーが9月にも販売を始める「濤」シリーズ
海底熟成酒の完成を花角英世知事に報告するマルソーグループの渡邉雅之・最高経営責任者ら=7月、県庁

 コンクリート製造販売のジェイ・シー(上越市)は、上越市直江津沖の海底で熟成させた県産日本酒の一般販売を9月にも始める。価格は四合瓶(720ミリリットル)で5万円(税込み)と高額だが、冬の荒波と雪という新潟のイメージを前面に打ち出して、ブランドづくりを進める。

 ジェイ・シーは総合運送業のマルソー(三条市)のグループ会社で、4月に上越建設工業から社名を変更した。公共工事の減少などでコンクリート需要が減少する中、新規事業として海底熟成に着目した。

 商品の名称は「濤(とう)01」、「濤02」。2023年から試験的に海底貯蔵を行ってきた。比較調査の結果、...

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