山崎醸造が発売したエソのだしを使ったつゆ(右)とみそ汁のもと(左)
山崎醸造が発売したエソのだしを使ったつゆ(右)とみそ汁のもと(左)

 流通ルートに乗らない未利用魚の「エソ」から取っただしを使ったつゆとみそ汁のもとを、小千谷市東栄3の山崎醸造が発売した。うまみが強くトビウオのあごだしに似た味わいが特長で、水産資源の有効活用にもつなげたい考えだ。

 エソは九州など温暖な海域が主な漁場とされ、鋭い歯が特徴。西日本では高級かまぼこの原料として使われている。近年は海水温上昇の影響で新潟県近海でも網に入るが、鮮度の低下が早く、海に戻されることも多いという。

 山崎醸造は、カニやノドグロなどを使ったつゆやみそ汁のもとを扱ってきた。今年の春先にエソに...

残り475文字(全文:728文字)