
夏休みは、映画を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。特撮ファンの夏映画といえば、絶賛公開中の「Wヒーロー夏映画2025」です!テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダーガヴ」と「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の劇場版。「T・ジョイ長岡」(長岡市)の供田恭岳支配人と、グループ屈指の特撮ファン「T・ジョイ京都」(京都市)の織田淳之介支配人に見どころなどを教えてもらいました。昭和から令和までの劇場版ベスト5も紹介してもらいました!

◆歴代レッド集結!懐かしの「バトルフィーバーJ」も
――「仮面ライダーガヴ」はお菓子の力で変身して戦うライダー。ゴジュウジャーは動物や恐竜をモチーフにした戦隊ヒーローです。映画は「仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者」(杉原輝昭監督)と「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード」(田﨑竜太監督)の二本立て。それぞれ見どころはどんなところですか。
【織田支配人】
仮面ライダーガヴはTV本編がクライマックスに差し掛かる中で展開される、劇場版ならではのスケール感に注目です。そして今年は1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まる戦隊ヒーローシリーズ誕生50周年です!
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」は、やはり記念作品ということで、さまざまなゲストが変身する歴代レッドによるバトルシーンが気になるところです。推しレッドを探すのが楽しみ。私の推しレッドは「バトルフィーバーJ」のバトルジャパンです!
――劇場版仮面ライダーガヴでは、9月から放送予定の新ライダー「仮面ライダーゼッツ」も登場するそうですね‼ゼッツの変身ベルトはライダー史上初の胸に巻くというスタイルで、早くも話題を呼んでいます。どんな印象を持ちましたか。

【織田支配人】
「ベルトをたすき掛け」というチャレンジングをしつつ、王道(仮面ライダー1号)のデザインラインをしています。首回りの赤い差し色が1号のマフラーを想起させ、個人的には「これこれ!」となりました。
すでに発表されているプロモーション映像では、暗中で発光しています。そのたたずまいがアメコミヒーロー的でもあり、本来「仮面ライダー」が持つダークヒーロー感もあり、非常に楽しみです。
――Wヒーロー夏映画は大人も子どもも一緒に楽しめるコンテンツという印象です。
【供田支配人】
仮面ライダーと戦隊は世代は変わっても常に王道のヒーローを見せてくれるので、一番コアな大人のファンは毎年安定して来ていただいています。お子さまは成長して入れ替わりながらも同じくらいの世代の子が来てくれます。

ただ、最近は「推し活」というところが大きいと感じています。子ども主導ではなく、お父さんもお母さんも好きで子どもを連れてやってくるみたいな。女性ファンも多いです。昔は子どもと一緒に見始めたお母さんが俳優のファンになるというパターンが結構ありましたけれど、今は作品そのもののキャラクターを推す人が多いと感じます。

――特撮好きはいまや「推し活」であると。
【供田支配人】
そうです。仮面ライダーの撮影は関東が多いようなのですが、24年公開の映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」では島根県がロケ地になりました。作品を観たファンが訪れるようになり、地元もPRに力を入れました。「聖地巡礼」はまさに推し活。新潟でも実現できるといいですよね!花火や雪などロケによさそうな観光資源がたくさんありますから。
――「T・ジョイ」などではイベントや特典などもあるそうですね。
【供田支配人】
クイズラリーを開催中です。スマホで設置看板のQRコードを読み込んで特設サイトに行って参加します。その画面を劇場スタッフに見せていただければステッカーをプレゼントします。入場者特典は第1弾「ステッカー付ゴチゾウBOOK」(7月25日〜)と第2弾「センタイリング ゴジュウジャー&ガヴ夏映画ver.」(8月8日〜)です。いずれもなくなり次第終了です。

またガヴとゴジュウレッドのスタンディー(ほぼ等身大撮影パネル)があるので、ぜひ写真撮影していただければ。このスタンディーは毎回設置するのですが、「色は何色か」というお問い合わせをいただきます。ヒーローと一緒に撮影するにあたり、マッチする色味の服の参考にするのだそうです。子どもや家族連れだけでなく、大人だけでもたくさん撮影していますね。
――あらためて夏映画のPRコメントをお願いします。
【供田支配人】
僕らは毎年のお祭りといいますか、「夏が来たらこれ!」というような感覚。夏休みの子どもたちと一緒に楽しむのがT・ジョイとしてはおなじみの景色です。皆さんもぜひ夏の風物詩として楽しんでいただきたいなと思います。
子どもの頃ライダーが好きで、大人になって自分の子どもとまた見始めたという方にも楽しんでいただけるように、劇場版には過去作のヒーローも出てきます。ずっとは追っていなかったとしても、一度見に来てみるのもありだと思います。
――織田さんはお兄さんの影響で生まれたときから特撮ヒーローに触れていたとか。
【織田支配人】
特撮ヒーローはほぼ「産湯」だと思っています。好きな作品は数え上げればキリがないですが、仮面ライダーなら「スカイライダー」「BLACK(およびRX)」「クウガ」、スーパー戦隊なら「バトルフィーバーJ」「タイムレンジャー」「ブンブンジャー」が好きです。
それでは私が選んだ「ベスト5」、まずは仮面ライダー映画からご紹介します。...