
北陸新幹線の大阪延伸を巡り、与党整備委員会委員長で自民党の西田昌司参院議員が、2016年のルート選定時に外された2案の費用対効果を再検証する考えを示した。福井県小浜市や京都市を通る現行計画への懸念から、ルート再考を求める声が沿線で強まっているためだ。東海道新幹線米原(滋賀県)経由を推す石川県は気勢を上げる一方、計画維持を求める福井県は静観する。
▽年内めど
「いつまでも待っていられないということだ」。8日の北陸新幹線建設促進石川県民会議の総会終了後、馳浩知事は記者団に語気を強め訴えた。
総会では、トンネル掘削に伴う地下水への影響の懸念をはじめ、現行計画に関する課題解決のめどを年内にもつけるよ...
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