【代表質問】国民民主、首相に接近

　国民民主党と公明党が代表質問に登場し、高市早苗首相との論戦に臨んだ。国民民主は「年収の壁」引き上げなど独自政策の実現を優先する立場から、接近を図った。野党に転じた公明は批判一辺倒ではなく、高い内閣支持率に支えられる首相との距離感を見定めていく構えだ。少数与党下の首相は協力を仰ぐため、慎重な答弁に努めた。

　▽直談判

　「たった２項目。首相が実現を決断してくれれば、政治の安定に向けた環境づくりに協力する」。国民民主の玉木雄一郎代表は５日、ガソリン税の暫定税率廃止と年収の壁引き上げと引き換えに、首相の政権運営への協力を明言すると、衆院本会議場はどよめいた。

　さらに外国人政策の司令塔機能強化をはじめ、...