４日、ニューヨーク市長選で勝利演説する民主党候補のゾーラン・マムダニ氏。イスラム教徒として初のニューヨーク市長誕生となる（ロイター＝共同）
「米民主党のエネルギーは依然として急進左派にある。トランプ大統領を支持する右派の『ＭＡＧＡ（米国を再び偉大に）』運動と同じように重要だが、はるかに過小評価されている」
今年夏、主導国なき「Ｇゼロ」を唱えた米国際政治学者イアン・ブレマー氏が創業したリスク分析会社「ユーラシア・グループ」のクリフ・カプチャン会長に取材した際、そう述べていた。
その言葉を裏付けるように、急進左派ゾーラン・マムダニ氏（３４）がニューヨーク市長選に勝利した。民主党主流派だった有力者クオモ前ニューヨーク州知事（６７）を下したのである。
７年前、当時２８歳の急進左派オカシオコルテス氏が、５６歳だった民主党主流派の有力議員を...
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