
かがり火が照らす能舞台で、舞が披露された大須戸能の薪能=8月15日、村上市大須戸
村上市大須戸集落に伝わる県指定無形民俗文化財「大須戸能」の薪能が15日夜、大須戸の八坂神社で上演された。鼓や笛の音色が鳴り響く中、かがり火に照らされた演者たちが優雅に舞い、幻想的な空間をつくり出した。
大須戸能は江戸時代後期、山形県の黒川能の役者が大須戸に滞在した際に伝えられたという。地元有志でつくる「大須戸能保存会」が継承している。
舞台は、狂言「蟹山伏(かにやまぶし)」で開演。山伏らが...
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