
タンザニアから来日し、製図の方法を学ぶ学生(左)=6月、山形県長井市の県立長井工業高
少子化で日本の労働力不足が進む中、地域社会の働き手をアフリカから獲得しようとする動きが出ている。人口増加が続くアフリカでは、若者の失業や働き口の確保が課題。人材育成や技能移転を通じてアフリカと日本双方の利益となり、結び付きが強まると期待の声が上がる。20~22日の横浜市でのアフリカ開発会議(TICAD)は「若者」もテーマだ。
6月、山形県長井市の県立長井工業高。タンザニアの職業訓練校の学生6人が真剣な表情で工業製品の製図の方法を学んでいた。アフリカ人材の受け入れ拡大を目指す国際協力機構(JICA)の育成事業で教員2人と共に来日し、約10日間滞在した。
一緒に授業を受けた日本の高校生とは英語で...
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