「とんぼ」と呼ばれる雁木が連なる津川商店街。人影はまばらだ=8月19日、阿賀町津川
「とんぼ」と呼ばれる雁木が連なる津川商店街。人影はまばらだ=8月19日、阿賀町津川

 阿賀町の津川商店街で、空き家となった古民家の再生を中心に、商店街全体のにぎわい創出を目指すプロジェクトが動き出している。住民や学生らがアイデアを持ち寄り、地域の資源を活用した商店街の活性化に向け、検討を重ねている。

 取り組みは、まちづくりに関する事業を手がける一般社団法人「あすあが」が進めている。阿賀町津川の住吉神社に隣接する築約150年の古民家で7月、ワークショップが開かれ、地元住民や阿賀黎明高校の生徒、新潟大の学生約10人が参加した。

 参加者は、川港や宿場町、城下町としてにぎわった津川の歴史を振り返り、空き家が増え、店舗も減少している現状を確認。雪や川、山といった環境を活用して、いかに個性ある魅力的な町にしていくかを展望した。

 古民家については、...

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