若者の転出超過を食い止める方策について、中原八一市長(中央)と議論する高校生ら=8月18日、新潟市役所
若者の転出超過を食い止める方策について、中原八一市長(中央)と議論する高校生ら=8月18日、新潟市役所

 若者の転出超過を食い止めるヒントを探るため、新潟市は18日、市内在住の高校生と中原八一市長との意見交換会を市役所で開いた。出席した30人の高校生からは、進学や就職、子育てといったライフステージの選択肢を広げる施策を求める声が相次いだ。

 若い世代の意見を市政に反映させようと、市が昨年に続いて企画した。県人口移動調査によると昨年9月末までの1年間、市から県外への転出超過のうち20代は1320人で、全体(1524人)の約87%に上り、進学や就職に伴う転出に歯止めがかかっていない。

 意見交換では、進学、就職先を巡る...

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