新潟空港からハルビンへ飛び立つ中国南方航空の航空機。ハルビン線は9月から運休する=22日、新潟市東区
新潟空港からハルビンへ飛び立つ中国南方航空の航空機。ハルビン線は9月から運休する=22日、新潟市東区

 新潟空港の中国・ハルビン線が9月1日から運休することが22日、分かった。運航する中国南方航空は、少なくとも2026年3月末まで運休し、以降は未定としている。同社新潟支店は新潟日報社の取材に対し「機材繰りなど複数の要因で総合的に運航計画を見直した」と説明。利用者の低迷や燃油代などのコスト高騰も背景にあるとみられる。

 新潟県とハルビン市がある中国黒竜江省は1983年に友好県省となった。官民交流の成果により98年、ハルビン線が開設された。観光、ビジネス需要だけでなく、中国東北部出身者らが往来するための生活路線としても利用されてきた。新型コロナウイルス禍の影響で2020年2月に運休するまでは週4往復、24年1月の再開後は週1、2往復を運航していた。

 県の統計によると、...

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