
小児がんの種類と割合
小児がんは医療の進歩で生存率が飛躍的に向上しましたが、治療の終了後もさまざまな健康上の問題に直面することが少なくなく、長期的な見守りが課題です。
Q 小児がんとは?
A 0~14歳の子供に発生する悪性腫瘍です。日本では年間約2500人が新たに小児がんと診断されています。全国がん登録によると、種類別では白血病が32・3%と最も多く、脳腫瘍28・2%、リンパ腫9・8%、神経芽腫6・1%と続きます。神経芽腫は、胎児の時に神経になるはずだった未熟な細胞から発生するがんです。ほかにも腎芽腫や肝芽腫など、大人では極めてまれながんが多く見られます。
Q 特徴は?
A 発熱や頭痛、リンパ節の腫れといった症状...
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