
佐渡総合病院
がん患者らに行う放射線治療を本年度限りで終了する方針のJA県厚生連佐渡総合病院(佐渡市千種)は9月、「放射線治療相談外来」を設置する。新潟大学医歯学総合病院から派遣される専門医が、放射線治療が必要となる患者の初期診断を行い、島外の病院への通院回数を減らす。
佐渡総合病院によると、放射線治療を行う場合、治療開始までに適否の判断などで3〜4回の受診が必要となる。月2回ほど開設する相談外来はこうした診察を引き受け、治療計画の説明や放射線治療を行う新潟市の病院を紹介する。
来年3月までの専門医の派遣費用163万円は佐渡市が支援する。市は島外に放射線治療で通院する患者の船賃、宿泊費も補助し、経済的負担...
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