
25日、米ホワイトハウスの執務室で、韓国の李在明大統領(左)と握手するトランプ大統領(AP=共同)
韓国の李在明大統領は日米歴訪を無難に乗り切った。日韓友好をアピールし、トランプ米大統領とは北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との対話に向け意気投合を演出。一方、対中シフト強化に向けた在韓米軍の役割見直しや対日歴史問題など懸案は先送りされた。米朝首脳会談は実現が見通せない上、トランプ氏が好む「政治ショー」の側面が強く、北朝鮮の核問題が置き去りになることへの警戒感も出る。
▽礼賛攻勢
「大統領が朝鮮半島のピースメーカー(調停者)になれば、私が(支える)ペースメーカーになる」「あなただけがこの問題を前進させることができる」。李氏は25日の会談で、ひたすらトランプ氏を持ち上げた。
ネクタイは自身の与党「...
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