自民党総裁選挙管理委員会後、記者団の取材に応じる逢沢一郎委員長（奥右）＝２７日午後、東京・永田町の党本部
自民党が総裁選前倒しの是非を巡る党内手続きで、前倒しを求める国会議員の氏名や都道府県連を公表することになった。党内には公表について賛否両論があったが、石破茂首相（党総裁）への事実上の「退陣勧告」となり得る手続きの重みを考慮した。初めて実施する作業の段取りが固まる中、退陣を要求する「反石破」勢力は、前倒しに過半数の賛同を得ようと多数派工作を進めた。
▽集約
「議論の結果、最終的に総裁選を要求した議員と都道府県連の名前を公表することを決定した」。２７日、自民党本部。総裁選挙管理委員会の逢沢一郎委員長は約１時間５０分に及んだ会合後、記者団にこう説明した。
８日の両院議員総会で、党則に基づく総裁選前...
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