懐かしの看板がずらりと並ぶ壁面=糸魚川市大町2
懐かしの看板がずらりと並ぶ壁面=糸魚川市大町2

 2025年は「昭和100年」に当たる。昭和といえば戦後、焼け野原からの復興を果たし、高度経済成長で生活水準が向上した。平成、令和と移り変わった今でも、古き良き昭和を感じさせる場所が残っている。上越地域の昭和レトロにスポットを当てた。(5回続きの1)

 糸魚川駅前の通りの一角、糸魚川市大町2の壁面いっぱいに、昭和の時代のホーロー製看板が所狭しと並ぶ。殺虫剤、塩、しょうゆといった日用品の広告看板や大村崑さんがアピールする「オロナミンC」など50枚ほどになる。

 「壮観でしょ。まとまった数になると見応えがあるよね」。笑みを...

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