農業現場の課題について本音を語る参加者ら=新潟市中央区清五郎
農業現場の課題について本音を語る参加者ら=新潟市中央区清五郎

 新潟市内の若手農業者と中原八一市長との懇談会が、同市中央区のいくとぴあ食花で開かれた。市内5区から、野菜や果樹の栽培に取り組む10人が参加。新規就農までの苦労や女性農業者としての不安など、課題や日頃の思いをぶつけた。

 持続可能な農業に向けた取り組みを推進しようと市が毎年開いており、今年は8月に実施した。

 新規就農者への支援では複数の参加者が、国の経営開始資金の交付時期が遅れたり、交付自体が受けられなかったりした経験を語り「早急なサポートの拡充が必要」と訴えた。農地探しに苦労したという別の参加者は「市独自の農地マップがあるといい」と提案した。女性農業者からは、安心して農業を続けるため、出産や育...

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