上越信用金庫(上越市)は、上越地域の4〜6月期の中小企業景気動向調査をまとめた。景況感を示す業況判断DIは、前期から8・6ポイント上がってマイナス20・6となり、2期ぶりに改善した。対象の6業種のうち5業種で改善し、上越信金は「価格転嫁ができている企業が増加している」とみている。来期(7〜9月)も改善傾向で、マイナス18・0と見込む。

 業況判断DIは、業況が前年同期と比べて「好転」と回答した企業の割合から「悪化」の割合を引いた数値で、311社が回答した。

 最も改善したのは建設業で、前期から12・7ポイント上がりマイナス9・8。市のリフォーム補助金の申し込み増加に伴い、リフォーム工事の増加が目...

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