
コメの出荷に向けた作業を手伝うアルテゴの社員(右)=柏崎市高柳町門出
県道が崩落した柏崎市高柳町地域のコメ作りに、東京から“助っ人”が駆け付けている。全国でベーグル専門店などを展開する企業の社員が、社内研修を兼ねて毎月訪れ、農作業を手伝う。収穫した米粉を商品に使う予定で、将来的には農園の開設も考えている。
高柳地域を訪れているのは、専門店「ベーグルアンドベーグル」などを展開する「アルテゴ」(東京)の社員ら。新型コロナウイルス禍後の会社の組織づくりなどが狙いで、2023年から通っている。
研修では、受け入れ先の「門出総合農場」のメンバーと一緒に、獣害を防ぐ電気柵を張る作業や、草刈りなどに取り組む。8月下旬にも5人が1泊2日の日程で訪問。農場代表の矢代耕太さん(33)から指導を受け、米袋に品種名のはんこを押した。田んぼの雑草抜きや、...
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