
巡回診療で患者を診察する高柳診療所の登坂尚志所長(右)=5月13日、柏崎市高柳町石黒
柏崎市高柳町門出で県道が崩落した影響で通院が難しくなった高齢の患者のため、高柳診療所が13日、巡回診療を始めた。門出と石黒の2地区に医師や看護師が出向き、かかりつけ患者を診察して薬を渡す。道路が通れるようになるまで、月に一度のペースで続けたい考えだ。
県道の崩落は、門出地区と荻ノ島地区の間で3月下旬に起きた。現場では現在も通行止めが続き、解除の見通しは示されていない。
診療所から門出と石黒の2地区までは、崩落した県道を通り、車で片道15分ほどの距離だった。しかし、現在は迂回(うかい)を余儀なくされ、バスでは片道1時間ほどかかる。高齢の患者には負担が大きいことから、これまでバスで通っていた高齢者を...
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