新潟市西蒲区などで生産されるブランドイチジク「越(こし)の雫(しずく)」の下位等級品を活用して農家の所得向上を目指そうと、JAと市などが加工品の開発に取り組んでいる。新潟市西区では試作したドライイチジクなどの試食会が開かれ、商品化に向けて関係者が意見を交わした。

 越の雫は県産イチジクの約8割を占め、年間約250トンが出荷される。下位等級品は着色不良や傷があり、加工用として市場に出回る一方で有効活用が課題となっていた。

 11日に開かれた試食会には、JA新潟かがやきの准組合員約50人がモニターとして参加。ドライイチジクと焼き菓子を試食し、「外国産よりおいしい」「もう少し華やかな見た目だといい」な...

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