島の医療体制に関する一般質問に答える渡辺竜五市長=佐渡市千種
島の医療体制に関する一般質問に答える渡辺竜五市長=佐渡市千種

 JA県厚生連佐渡総合病院が、がん患者らに行う放射線治療を本年度限りで終了することなどを受け、佐渡市議会9月定例会の一般質問では、島内の医療体制への市の姿勢を問う声が相次いだ。渡辺竜五市長は「厚生連本体の経営改革なくしては(島内唯一の中核病院である)佐渡総合病院を支えられない」と強調。持続可能な島の医療のため、限られた医療資源をどう分配するのか、佐渡医療圏としての計画を見直すことが急務だと訴えた。

 12、16、17の3日間で一般質問した市議12人のうち、7人が医療に関する内容を質問した。

 「赤字を理由に放射線治療から撤退するのは拙速ではないか」。市議の指摘に対して、渡辺市長は「問題は放射線治療...

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